目の下のクマを消す薬に
ついて知りたい!
目の下のクマ&たるみ治療に関するQ&A
クマのタイプごとに適切な薬を使うことで
セルフケアに比べて早く、確実にクマを消すことができます。
クマに効く薬にはどのようなものがあるの?
クマの種類によって有効な成分が異なります。クマが発生する原因を知ったうえで有効成分が配合されている薬を選ぶと良いでしょう。
クマは黒クマ、茶クマ、青クマ、赤クマの4種類に分けられます。そのため、それぞれ肌のたるみや摩擦による色素沈着、血行不良や眼精疲労など起こる原因は様々です。
クマの原因によっては、効く薬や成分が異なります。皮膚科や美容外科に相談するのが理想ですが、以下にクマの種類ごとに有効な成分を調べましたので参考にしてください。
黒クマに効果的な薬は?
黒クマは加齢による肌の酸化や、たるみなどによって発生します。そのため、肌代謝をアップさせる成分や、抗酸化作用をもつ美容成分を配合した薬を選ぶと良いでしょう。
代表的な薬はレチノイン酸です。レチノイン酸はビタミンA酸とも呼ばれ、もともと血液中に多く含まれています。高い抗酸化作用を持ち、ターンオーバーを促進させて内側から肌のくぼみやたるみを改善。目元の凹凸を目立たなくさせて黒クマを改善していきます。レチノイン酸は使用したら皮膚が赤くなる、角質がぽろぽろと剥離するなどの症状が起こることも。肌によっては剥離した時の痛みが強い、血がにじんでしまうなどのケースが考えられます。少しでも違和感を覚えたら使用を中止し、かかりつけの皮膚科医に相談しましょう。
茶クマに効果的な薬は?
茶クマはクレンジングや洗顔などで目元をこすりすぎたときに、シミやくすみとなって起こるものです。目元をこすると肌が摩擦されてメラニンが発生し、色素沈着してしまいます。色素沈着は古い角質を除去することで改善できるので、古い角質を除去する成分やメラニンの生成を抑える成分を含んだ薬が効果的です。
角質を除去する成分はアルファヒドロキシ酸(AHA酸)やサリチル酸など。またメラニンの生成を抑え、高い美白効果を持つハイドロキノンやトレチノイン配合軟膏なども有効です。ただし角質を除去し過ぎると肌が敏感になり、目元の乾燥や炎症などを起こすリスクがあります。ハイドロキノンに関しても規定量を超えて使用すると、白斑を引き起こす可能性も。薬を使用する際は専門医の指示を守り、適切な量で少しずつ使うことが大切です。
青クマ・赤クマに効果的な薬は?
青クマ・赤クマの原因は目周辺の血行が悪くなることで起こります。PCやスマホ作業による眼精疲労や睡眠不足など、生活習慣によって発生することがほとんどです。
症状を改善するには栄養素を取り入れて、血行を良くすることが大切です。
クリニックの青クマ・赤クマ治療は注射やレーザーが主流のため、薬でクマを改善したい場合は市販の商品を使う必要があります。目の疲れを取り除くビタミン類が配合された目薬を選び、毎日のケアに取り入れると良いでしょう。
クマ対策の薬代の目安は?
黒クマ
レチノイン酸(5g):1,600~7,020円
レチノイン酸の費用は一般皮膚科、美容皮膚科によって大きく異なります。保険適用の範囲内であればコストを抑えられることもあるので、相談すると良いでしょう。
茶クマ
ハイドロキノン(5g):5,000円
ハイドロキノンは保険適用外の処方薬なので、一般皮膚科・美容皮膚科で金額に大きな差はありません。
低負担で薬を入手したい場合は、保険適用の薬で茶クマに効く薬があるかどうかを確認してみてください。
青クマ
目薬:1,200円ほど
アイクリーム:2,500~18,000円
青クマは食事や睡眠をよくとりながら市販の商品でケアすることで改善しやすくなります。目の血行を良くするビタミンBやアントシアニンなどが含まれている商品を選び、継続して使い続けてみましょう。
まとめ
アトピーによるクマの場合は保険適用の薬がありますが、それ以外の薬(医薬品成分)は保険適用外のものがほとんどです。市販薬(OTC)や医薬部外品のスキンケア化粧品を一定期間使ってみて効果が感じられなかった場合は、使い続けず専門医の意見を聞いてみてください。