目の下のクマたるみ整形には、効果が半年程度の注入系治療と、
半永久的に持続する脱脂術などがあります。
治療法や施術により持続期間は大きく異なる
目の下のクマを治療する方法はさまざまです。その治療法や施術によって、効果が持続する時間も変わってきます。どのような施術がどれくらい効果を持続できるのか、詳しく見てみましょう。
効果が長く続く治療法とは?
目の下のたるみ・クマを解消するための整形方法は様々ですが、どうせなら半永久的にその効果が持続する治療法を選びたい、という方も多いでしょう。
効果が長く続く目の下のクマたるみ整形法には、「脱脂術」「ハムラ法」「レーザー治療」などがあります。脱脂術やハムラ法は、たるみやクマの原因となっている脂肪そのものを取り除いたり、脂肪を移動させる根本的な解決法です。そのため、半永久的な効果が見込めます。
レーザー治療は、そのレーザー治療器の種類にもよりますが、照射して得た効果はこちらも長期に渡って持続します。
治療法別にみる効果の持続時間
目の下のクマに関する治療方法の中で、最も手軽な施術がヒアルロン酸やボトックスなどを注射する注入系です。切開せずに受けられますが、ヒアルロン酸注入は1年程度と短くなっています。ボトックス注入はさらに短く、数カ月程度で効果が薄れてしまう傾向が。サーマクールなど照射系の施術も、1年に2回程度受けたほうが効果的です。
やはり切開を伴う施術のほうが、長く効果を持続できる傾向にあり、ハムラ法などがその代表例です。皮弁法などは、たるんでいた皮膚を切除してしまうので、戻ることはありません。脱脂術は切開を行いませんが、クマの原因である脂肪を除くので、半永久的に効果が続くともいわれています。糸を埋め込む治療は、種類によって異なりますが、フェザーリフトなら数年、金の糸なら10年程度のものが多いようです。
永久的に効果が期待できるのか
できることなら、1度の施術で終わりにしたい、と思うかもしれません。「美容医療の口コミ広場」では、セオリークリニックの筒井裕介先生は「加齢により変化する部分ですので永久に持つ治療というのはありません」と答えています。たとえば皮膚は、年齢を重ねるにつれ自然とたるむもの。こうした加齢による変化があるため、永久に続く施術はありません。ですが、半永久的に保つ施術はありますし、定期的に施術を受けることで効果を持続していくものもあります。
比較的効果が短い治療法とは?
初めて目の下のたるみやクマの整形をする、という方の中にはいきなり手術をするよりも、まずはお試し感覚で手軽な治療から受けてみたい、という方もいらっしゃると思います。
そんな方にぴったりなのが「ヒアルロン酸注入」「ボトックス注入」です。
ヒアルロン酸は元々体内に存在する潤い成分で、目の下に注入することにより、凹んでクマになっていた部分をフラットな状態に改善します。体内に吸収されやすく、その持続効果は、短期持続型で数ヶ月~半年程度、長期持続型で1年~1年2ヶ月程度です。ボトックスは、筋肉の発達をブロックする働きがある成分で、シワ治療やわきが治療などに重宝されていますが、筋肉を麻痺させる作用があることから、目の下のたるみをリフトアップさせてくれます。
その持続効果は3ヶ月~8ヶ月程度。ただし、注入系のプチ整形は、医師の技術力やセンスに仕上がりの美しさがかかってきます。気になるクリニックでは必ず担当医からしっかりとカウンセリングを受け、メリットやデメリットまで説明してくれるクリニックで治療を受けるようにしましょう。
即効で効果が感じられる治療法とは?
すぐにでも目の下のたるみ・クマを解消したい!という方に、即効性のある治療法を紹介します。即効性と確実性のある目の下のたるみ・クマ整形術は「脱脂術」。持続期間は短くてもいいからもっと手軽に、というのであれば「ヒアルロン酸注入」。
脱脂術の効果をより高くしたい場合や、美白効果を狙いたい場合には「イオン導入」などがあります。
脱脂術は、脂肪自体を除去してしまう施術法ですので、腫れが引くまでの5日程度後にはその効果を実感することができます。1度施術を受ければ効果は半永久的に続くのも嬉しいポイントです。
ヒアルロン酸注入は即効性のある治療法で、効果は治療後すぐに現れます。その上ダウンタイムが短いため、翌日からクマのない目元で会社に行くことだって可能。ただし、効果の持続期間が短いため、定期的な注入に通う必要があります。
イオン導入は、肌深部に有効成分を浸透させることが可能な施術です。肌を明るくする美白効果の即効性が期待できるほか、脱脂術などと併用することでクマたるみ改善効果をより高く感じられるでしょう。
整形術を組み合わせたり、『いつ』効果を期待したいかで治療法を選択するなど、医師と話しあって施術方法を選ぶことで、より満足のいく治療を成功させることができるでしょう。
クマ・たるみ治療の効果が持続する期間の目安
クマ治療の持続期間
PRP(多血小板血漿)注入
PRP注入の持続期間は約半年です。初期治療や老化の程度によっては、注入から2~3ヶ月後に再注入すると高い効果が期待できます。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸の持続期間は半年から一年間です。効果を持続させるためには定期的な注入が必要ですが、繰り返し注射することで持続時間は長くなります。
水光注射
水光注射は種類によって持続時間は異なり、短くて二ヵ月、長くて一年間持ちます。永続的な治療法ではないので、定期的なメンテナンスが必要です。
イオン導入
イオン導入は肌に必要な栄養素を浸透させる治療法で、定期的に補給が必要です。月に一度、クリニックで治療を受けましょう。
ライトアイズウルトラ
ライトアイズウルトラは、2週間おきに3回の治療で効果が得られます。永続な改善ができる方もいますが、追加で治療を受ける方もいます。
ジェネシス
一回の治療で永続的な効果を得られる方もいますが、症状の改善には3~4週間間隔で5回以上の治療が必要です。
リジュラン
リジュランは根本治療なので、効果は半永続的です。ただし、加齢によって肌は衰えてくるので、半年から一年を目安にした治療が必要になります。
プラズマシャワー
1~4週間に1回の間隔で、3~5回の施術を受ける必要があります。効果が出た後も定期的な治療を受けることで持続時間が長くなる傾向です。
たるみ治療の持続期間
ボトックス注射
ボトックス注射の効果は4ヶ月から6ヶ月です。個人差があるので、長く持つ方もいれば短期間で効果がなくなってしまう方もいます。
ウルセラ
ウルセラは約一年間の持続期間が期待できる治療法です。症状が酷い場合、治療後3ヶ月から半年の間に再照射することで、満足のいく効果が得られます。
サーマクールFLX
サーマクールFLXの持続期間は半年から一年間とされています。個人差があるので、肌の状態を確認して追加治療を受けるようにしましょう。
フラクショナルCO2レーザー
フラクショナルCO2レーザーの持続期間は個人差がありますが、半年に一度の治療を継続することで満足のいく肌を維持できます。
スカーレットRF
スカーレットRFの持続期間は約半年です。ただし個人差があるので、肌状態をチェックして追加治療を行いましょう。
ソノクイーン
ソノクイーンの持続期間は約半年です。効果のピークは治療後2~3ヶ月後で、その後は徐々に元の肌状態へ戻ります。
参考:銀座肌クリニック https://www.hada-clinic.jp/
参考:銀座ケイスキンクリニック https://www.ks-skin.com