目の下のボトックス注入とは?
目の下のボトックス注入
とは?
簡単な治療で目の下のたるみやクマを改善させる方法が、「目の下のボトックス注入」です。ボトックスとはボツリヌス菌の毒素で、筋肉の発達をブロックする効能があります。そのため、表情筋によって生じる額や眉間などのしわの解消に効果的で、アメリカを始めとする欧米では大変ポピュラーな治療法となっています。
筋肉が麻痺する働きを利用し、目の下のクマやたるみの治療にも採用されています。目元や口元に軽いリフトアップ効果をもたらすため、スッキリとした目元に導き、目を大きく見せる効果も得ることができるのです。
FDAでも認可され、安全性が認められているのがアラガン社製ボトックスのみになります。つまり『本物』と呼べるボトックスはこのアラガン社製のみになりますが、最近では中国製や韓国製の安いものも出回っていますので、注意が必要です。
目の下のボトックス注入の効果は、個人差はありますが治療後3日程で徐々に発揮されます。7~10日後には目元のハリを実感できるはず。持続効果は3~6ヶ月程度ですが、治療を受け続けることによって持続効果が長くなると言われています。
ボトックス注入の評価!
手軽さ | 即効性 | 安全性 |
---|---|---|
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
持続効果は半永久的ではないものの、メスを使用することなく手軽に治療を受けられることが一番のメリットでしょう。切開をせずにクマやたるみを改善したい、という若い方にも受けている治療法です。
施術時間は10分程度と短時間。ダウンタイムもほとんどなく、目元の腫れやむくみの心配もいりません。初めての方でも、アレルギー反応や副作用を引き起こすことなく、安全に治療を受けることができます。
クリニックによっては注入量が少ないところもあり、「あまり効果がなかった」という残念な口コミも時々みかけます。また、安全性で質の低いボトックスを入れらることも…。そのようなクリニックでは治療費が格安に設定されていますので、最初に価格だけにとらわれないよう、きちんと他院と比較することが大切です。
またボトックス注入は、医師のテクニックが大変重要になりますので、経験豊富な医師の下で受けるようにしましょう。
目の下のボトックス注入の気になるポイントまとめ

皮膚を傷つけずに目の下のたるみ・クマを改善できるボトックス注射。このボトックス注射の特徴やメリット・デメリット、術後のダウンタイム・費用の目安・効果の持続期間といった情報をまとめました。
-
ボトックスの持続期間の目安
ボトックス注射1回で、その効果は3~6ヶ月ほど持続。定期的に施術を受けることで、効果を長続きさせられます。
-
ボトックスのダウンタイムの目安
術後のダウンタイムはほとんど見られません。軽い腫れや内出血が見られることもありますが、腫れは1時間~1日程度、内出血は1週間ほどで引いていきます。
-
ボトックスの痛みの目安
ボトックスは注射器を使って注入するため、針を刺すときにチクッとした痛みを感じることがあります。
-
ボトックスの麻酔について
麻酔クリーム・麻酔シール等の表面麻酔を使用し、針を刺す際の痛みを軽減することができます。
-
ボトックスの価格相場は?
ボトックス注入1部位あたりの価格相場は3~6万円程度。1回あたりの価格はリーズナブルですが、効果は長くても6ヶ月ほどとなるため、効果を持続させたい場合は定期的な施術と費用が必要となります。
何年も受け続けるとかなり高額となるケースもあるため、どのくらいの期間ボトックス注入を受け続けるのかを考慮して選ぶようにしましょう。 -
ボトックスは保険適用される?
目の下のたるみ・クマ治療におけるボトックス注入に保険は適用されません。
-
ボトックスはこんな人にオススメ!
ボトックス注入の効果は3~6ヶ月ほどと持続性に乏しいですが、効果が短期間でも問題ないという方、リーズナブルにたるみ・クマを改善したいという方にはピッタリ。注射だけですむので体への負担やダウンタイムが少なく、気軽に施術を受けられるのもポイントです。
また、ボトックス注入にはたるみ・クマの解消だけでなく、小じわを改善する効果もアリ。目元周辺にハリが出て若々しくなる効果が期待できるため、アンチエイジングを望む方にもおすすめです。 -
ボトックスの一般的な施術の流れ
1.カウンセリング
目元まわりの状態チェックと、施術に関する説明を受けます。
2.麻酔
注入を行う部位に表面麻酔を行います。
3.ボトックス注入
極細の針を使い、たるみ・クマが気になる部分にボトックスを注入します。
4.アイシング
注入部位を軽く圧迫止血した後、アイシング(冷却)で腫れを防ぎます。 -
ボトックス術後の経過の目安
ボトックス注入にダウンタイムはほとんどないため、すぐに日常生活に戻ることができます。効果が現れるのは施術してから1~3日後、効果が最大になるのは7~10日後ぐらいと言われています。大きな腫れや痛みなどがなければ、通院の必要はありません。
効果を継続させたい場合は、術後3~6ヶ月を目安に2回目の施術を受けるようにします。
特徴的な目の下のボトックス注入メニューをご紹介
ボトックス注入に使われる薬剤も種類はさまざま。国内で唯一認可を受けていて、安全性も高いものや、コストパフォーマンスに優れたものなどがあり、自分が重視したい点に合わせて選ぶことができます。ここでは、ボトックス注入を行っている2つのクリニックを紹介。どんな特徴があるのか、ぜひチェックしてみてください。
アラガン社「ボトックスビスタ」(湘南美容外科クリニック)
安全性の高い、国内で唯一承認されたボトックスビスタを使用
湘南美容外科クリニックでは、アラガン社のボトックスビスタを使用しています。国内で唯一製造販売を認められているアラガン社のボトックスビスタは、A型ボツリヌス毒素製剤です。原産国であるアメリカでも、もちろん認可を受けており、世界では1千万を超える方が治療を受けています。安全性が高いうえに、万が一にも副作用が発生し健康被害を受けた場合には、医薬品副作用被害救済制度という公的補償制度の対象に。安心して使用できる薬剤です。とはいえ、湘南美容外科クリニックでは、数万件という膨大な件数のボトックス治療を行っていますが、過去に後遺症などが発生したことはありません。しっかりと品質管理がなされた高品質なボトックスビスタを使用しているので、3ヶ月から4ヶ月という長い持続時間を誇っています。
- 1週間ではっきり感じられるほどの効果が出る
- 規定期間内に効果が出ない場合のために安心保証制度あり
- 継続的に治療を受ける必要がある
- 施術から数週間、違和感を強く感じることがある
ボトックス注入法を行っている湘南美容外科クリニック 詳細はコチラ >>
Medy-Tox社「ニューロノックス」(タカミクリニック)
コストパフォーマンスが高いボトックスのジェネリックを使用
正式に「ボトックス」と呼ばれるのはボトックスビスタだけで、Medy-Tox社のニューロノックスはアラガン社のボトックスビスタと同じ、A型ボツリヌス毒素製剤です。タカミクリニックでは、ボトックスビスタだけでなく、ニューロノックスも扱っています。ニューロノックスはボトックスのジェネリックと呼べるもので、価格が安いのが特徴です。それでいて、ボトックスと同じ菌株を使用して開発されているので、組成や分子量はボトックスと同等。ニューロノックスを販売しているMedy-Tox社は韓国の会社で、ニューロノックスは韓国食品医薬品安全庁(KFDA)に認可されています。日本でも100万本を超える販売実績のある薬剤です。
- ボトックスビスタに比べ価格が安い
- 治療した日は肌の突っ張りを感じることがある
- 内出血が起きる可能性あり
ボトックス注入法を行っているタカミクリニック 詳細はコチラ >>
参考サイト
おすすめクリニック3選
-
湘南美容外科クリニック 米国認可+厚生労働省認可のアラガン社製ボトックス、韓国製REGENOXの2種類から選ぶことができます。湘南美容外科クリニックでは、1ヶ月以内に効果が出なければ再注入してくれるようです(アラガン社製のみ)。
-
オザキクリニック 年間5,000件以上のボトックス注入を行うオザキクリニックでは、医師全員がアラガン社の認定医制度(VST認定医)を取得しています。また、極細針を使用し、痛みや内出血を起こしにくいように配慮しているようです。
-
タカミクリニック 70,000件以上の症例から、独自メソッド・デザイン力を開発したというタカミクリニック。アラガンジャパン社製BOTOX VISTAとMedy-Tox社製ニューロノックスを使い分けて、アラガン社認定のVST認定医が施術するようです。