20代や10代なのになぜクマが出てしまう?
ネットの投稿欄などをチェックしていると、20代どころか10代でも赤クマや青クマに悩んでいるヒトは多いようです。目元にクマがあると、見た目の年齢が4.4歳も老けて見られるという調査結果もありますし(クレ・ド・ポー ボーテ調べ)、とにかく見た目が不健康で憂鬱な気分になってしまいますよね。
そこで、アナタの生活習慣の中で該当することがないか、チェックしてほしいことを以下に挙げます。
首や肩がこっている
まずチェックいただきたいのは、首や肩、頭、背中などがつねにこっている状態ではないか、ということ。目の下にクマができる原因としてよくいわれるのは、眼輪筋の動きが悪いことによって目の周りの血流が悪くなるというものですが、じつはそれだけではありません。頭皮と顔は一枚の皮でつながっているため、頭皮がこりかたまっていると、顔の血流も悪くなります。
姿勢が悪い・猫背
スマホなどが原因と言われるのは、ブルーライトなどで目を酷使するだけでなく、姿勢が悪くなることにもつながるからです。猫背など姿勢が悪いと正しい姿勢でいるヒトよりも血流が悪くなり、新陳代謝も停滞しがちです。新陳代謝が悪くなれば10代だろうが20代だろうが、肌全体のコンディションが悪化します。
手足の冷え、血流が悪い
手足や背中などが冷たくなる、エアコンなどでもすぐ冷えを感じてしまうというヒトもクマ予備軍です。血の巡りが悪いヒトは新陳代謝が悪く、古い皮膚から新しい皮膚へと生まれ変わるターンオーバーのサイクルが狂います。10代だから、20代だからまだ大丈夫!などとのん気なことを言っていると、手遅れになるかもしれません。
20代のクマ予防法
クマが出てしまう前に予防する、という考え方が大切です。クマが出てしまってからでも遅くはありません。以下の方法ですべてが改善されるとは言い切れませんが、まずは実践してみてください。
正しい姿勢を心がける
血行不良が原因でできたクマには、血行を促進させるためにマッサージや目元周辺のストレッチも有効ですが、まずはご自分の姿勢を見直してください。猫背のままスマホを長時間見ていたり、首や肩こりを放置するのもよくありません。首・肩・背中の稼動域が狭くなっている場合は、ストレッチや適度な運動で十分な稼動域を確保して、血流が滞ることのない姿勢を保つようにしましょう。寝ているときの姿勢にも注意が必要。枕が合っていない、首や肩に負担がかかるような環境で寝ていないか、チェックしてみてください。
生活習慣を見直す
クマができる要因のひとつに、生活習慣が挙げられます。なかでも睡眠はクマ予防に必要不可欠です。十分な睡眠をとることで成長ホルモンが活発になり、肌の新陳代謝を促進。その結果、クマの予防につながります。寝ているときの姿勢にも注意が必要。枕が合っていない、首や肩に負担がかかるような環境で寝ていないか、チェックしてみてください。寝る前はカフェインを飲まない、スマホやテレビを見ないといったことを心がけることで、良質な睡眠がとれるように心がけましょう。
血流を促進する
蒸しタオルと冷えたタオルを交互に目元にあてることで、血流を促進できます。目の周りのツボを刺激するなども有効ですが、顔のなかでも目の周りの皮膚はもっと薄くデリケートなので、強い力でのマッサージはおすすめできません。皮膚をキレイに保ち保湿を怠らないケアももちろん大事ですが、日頃から血行がよくなるような行動をすることが大切。頭皮のマッサージやブラッシングから始め、顔全体の血流をよくすることと、表情筋を活発に動かすように豊かな表情を意識することも、クマ予防につながります。
間違った対策はクマを悪化させる原因に
20代はまだ若いので、早め早めに予防対策をしていけば、クマはある程度改善できるはずです。ただしクマの原因も知らずに対策を怠ると、20代でもひどいクマに悩まされることになります。最悪のケースにおちいらないように、生活習慣から見直さなければクマの予防はできません。
ただ気をつけなければいけないのは、クマができる原因はひとつではないということ。クマの原因と肌質、体質。既往症など個々に条件は異なります。素人判断で間違ったケアをするよりは、一度皮膚科などで専門医に相談してみるのがいちばん安全な方法。30代、40代になってから「あのときちゃんと対策をしていればよかった!」と後悔するよりは、自分の現状を把握するところからスタートさせましょう。