目の下・たるみのマッサージ
目の下のたるみ解消に関するギモン
たるみやすい性質を持つ日本人
日本人は西洋人に比べて目と眉の幅が広く、目の周りがたるみやすくなっています。まぶたの皮膚は厚さ0.5mmととても薄く、加齢の影響を受けやすいのです。年を重ねると脂肪や皮膚を支える顔の筋肉が衰え、下に垂れてしまう原因に。目の下のたるみを防ぐには、早いうちから目の周りの筋肉を鍛えてエイジングの影響を軽減させることが大切です。以下では目の下のエクササイズにマッサージ方法や、たるみに有効なツボなどを掲載しているので参考にしてみてください。
目の周りにはたるみ改善が期待できるツボがいっぱい!
目の周りにはむくみやたるみ、小じわなど改善できるツボが集中しているのが特徴です。ツボを適度に刺激することでリンパや血流の巡りが良くなり、スッキリとした目元に近づけます。ツボの場所と、押すことで得られる効果をまとめました。
- 攅竹(さんちく)
- 眉頭にあるツボ。押すと眠気や眼精疲労などに効きます。
- 陽白(ようはく)
- 眉の中央上に位置するツボです。肌に貯まった水分バランスを調節し、老廃物の排出作用がアップします。たるみやシワの改善に効果的です。
- 絲竹空(しちくくう)
- 絲竹空は眉尻にあるツボです。リンパの流れを促し、肌代謝を高める効果があります。シワ・シミなどの悩みに有効です。
- 太陽(たいよう)
- 太陽とはこめかみ近くにあるツボのことです。疲れ目や頭痛の緩和に効果があります。
- 瞳子廖(どうしりょう)
- 目尻にあるツボ、瞳子廖。くまや目尻のしわをケアしたい時に押すと効果的です。
- 球後(きゅうご)
- 球後は目尻の斜め下に位置します。瞳子廖と同じく、クマや目じりの小じわケアをしたい時におすすめです。
- 晴明(せいめい)
- 晴明は目頭~鼻の根元との間にあるツボです。目の疲れを感じたときにも軽く押さえると症状が緩和されます。
- 魚腰(ぎょよう)
- 眉の中央すぐ下にあるツボです。眼精疲労から発生する頭痛に効果的です。
- 承泣(しょうきゅう)
- 目の下の骨中央に位置するツボです。目の周りの血行を良くし、眼精疲労を改善する効果があります。
- 印堂(いんどう)
- 印堂は眉間にあるツボです。軽く押すことで顔の血流が良くなり、肌のハリ・ツヤがアップします。
必見!目の下のたるみに効くマッサージ方法
ここでは簡単なツボ押しマッサージを紹介します。ここで紹介するマッサージはツボ押し効果だけでなく、固まった筋肉をほぐして筋力を高める効果も。毎日続けることで血行が良くなり、パッチリとした目元に近づくので、仕事の合間や就寝前のリラックスタイムなどにやってみてください。ここで気を付けておきたいのは強い力を加えないようにすること。まぶたは皮膚が薄く、力任せにこすったり押したりすると、たるみを悪化させてしまうため逆効果です。あくまでも目の下周辺にあるツボや筋肉を意識して、マッサージを行いましょう。
- 2ステップでできる簡単マッサージ
1.こめかみにある「太陽」に、目頭から目尻に向かって人差し指をスライドさせる。このとき、強い力で皮膚を圧迫しないように気をつける。
2.人差し指を太陽に持ってきたら、小さな円を描くように回す。
- 顔全体の血行を良くするツボ押しマッサージ
1.目頭にある「晴明」に向かい、人差し指の腹を当てる。
2.目尻の斜め下にある「球後」を狙い、目尻に向かって軽くプッシュしていく。これを5回繰り返す。
※マッサージする時間がない場合は、目の下中央の骨にある「承泣」を2回ほど押しても効果的です。
マッサージで治らない場合は皮膚科の専門医に相談を
ツボ押しマッサージは顔の筋肉やリンパを刺激し、血行を良くして代謝を上げる方法です。しかし、セルフケアでたるみを解消させるにはどうしても時間がかかってしまいます。また目の周りの皮膚はとても薄くデリケートな部分なので、力加減を誤るとたるみが悪化する原因に。続けていても改善が見られない、かえってたるみが目立ってきたなどの場合は、自己流のマッサージを中止して皮膚科の専門医に相談しましょう。