初めてクマやたるみの治療を受ける場合は
複数のクリニックでカウンセリングを。
トラブルや失敗の原因はなに?
美容医療が自由診療であることの落とし穴
美容クリニックのほとんどが自由診療を採用しています。このため、同じような治療法でもクリニックが違えば費用も異なるのです。保険で決められた診療費がないので、診療のボーダーラインや費用の上限設定はありません。このため、営業売上のために患者の望んでいない契約を結ぶよう誘導する、といった悪質なケースも。また、売り上げ本位の経営姿勢でなくても患者に知識がないため高額ローンを組むしかなかった、という失敗もあります。
患者本位の治療をしてくれるかの見極めが重要
自由診療の落とし穴にはまらないようにするには、情報収集をしたうえでの慎重な見極めが大切です。簡単にできる対策方法はありません。まず、ネットで情報を収集してクリニックの候補を絞り、複数のクリニックで実際にカウンセリングを受ける、という方法が確実です。よく名前を目にするから、有名だからという基準で選ぶのではなく、「患者本位の治療をしてくれるクリニックかどうか」を自分の目で確かめましょう。
事前にリサーチしてからクリニックに行こう
まずは美容医療のことを知ることから始める
美容医療のトラブルの多くは、医師と患者の意思疎通が不十分だったことが原因です。クリニックにより治療方針は異なるので、実際に自分の目で確認して施術を受けましょう。先生やカウンセラーの言いなりにならず、自分の意思で方針を立てることが大切です。複数のクリニックでカウンセリングを受けて、信頼できる医師やクリニックを見つけましょう。
リスクも把握した上で信頼できるドクターを見つける
耳障りのいいことや、メリットしか言わないクリニックは要注意です。リスクやデメリットをきちんと説明してくれ、具体的な解消方法を提案してくれるクリニックや医師は信頼できます。患者にきちんと説明することで、医師と患者の意思疎通の不足を防止。トラブルを未然に回避することができます。何より、患者本人がきちんとリスクを把握することが大切です。
自己注入は危険だから絶対NG!
ネットで購入できる物は安全である保証はない
美容整形の失敗談の中には、セルフ施術でトラブルを招くパターンもあります。海外通販などで注入液や注射器は購入できますが、最悪の場合、死亡事故に発展することもあり得るのです。ネットで購入できる商品や得られる知識に100%の保証はありません。
素人の不完全な技術が招く重篤なミス
正規品であったとしても、美容整形の知識や技術のない素人が注射するのは危険です。副作用や合併症のリスクが高まります。また、自己注入するグッズが他人の手に渡った場合、深刻な事態につながる可能性もあるのです。自己注入は絶対に避け、専門知識と技術を持った医師のもとで適切な治療を受けるようにしましょう。